GWの期間の診療・休診日は以下の通りです
4月27日(土) 28日(日)通常診療
4月29日(月)~5月7日(火)休診
となります。
日頃より数ある歯科医院の中から当院をお選びいただきまして、誠にありがとうございます。
当院は令和6年5月1日をもちまして、開院から1年が経過致します。
これからも研鑽を積むとともに、地域の皆様の通いやすく、親しみやすい歯科医院をスタッフ一同目指してまいります。
千歳烏山の歯医者|千歳烏山6番街歯科
論文「Effectiveness of dental checkups incorporating tooth brushing instruction」(PMID: 21986394)では、歯ブラシ指導を取り入れた歯科検診の有効性について調査されています。この研究は、歯科医と歯科衛生士のチームが航空会社の従業員平均60人/日を対象に、2001年から2005年の間に行われた検診のデータを基にしています。患者の歯に染色錠剤を使用し、プラークコントロールレコード(PCR)チャートに結果を記録し、その後歯ブラシ指導を行いました。
研究結果によると、2001年に検診を受けた患者の平均スコアは35.1%でしたが、2005年には32.5%へと改善しました。5年間毎年検診を受けた患者群では、2001年の平均スコアが34.0%から2005年には22.8%へと大幅に改善されました。これは、PCRスコアが60%以上の患者数が年々減少した結果としています。この研究から、歯ブラシ指導を取り入れた歯科検診は、プラークコントロールを改善する上で効果的であり、特に5年間連続で検診を受けた場合、その効果は明らかであることが示されました。従来の歯科カリエスのチェックのみを行う検診よりも、歯ブラシ指導を含む検診の方が、予防歯科においてより効果的であることが示唆されています。
ほかにも
論文「The burden of Diabetes, Its Oral Complications and Their Prevention and Management」(PMID: 30159091)では糖尿病患者について以下の内容が記載されています。
生活様式の変化(血糖値のコントロールとセルフケア実践)、定期的な歯科検診、歯周評価の強調、口腔健康指導の強化によって、糖尿病の口腔合併症を効果的に予防することができます。スケーリングとルートプレーニングは、糖尿病患者の血糖コントロールの改善に有効です。
このレビューは、糖尿病患者を支援する多専門のチームの一員として、歯科専門家が果たすべき役割を強調しています。
千歳烏山の歯医者|千歳烏山6番街歯科
歯科治療と聞くと、多くの方が感じるのは「痛み」への不安です。しかし、現代の歯科医療では、この痛みを大幅に軽減し、時には完全に取り除くことが可能です。その鍵を握るのが「歯科麻酔」です。では、歯科麻酔はどのようにしてその魔法のような効果を発揮するのでしょうか?今日はその秘密に迫ります。
*ちなみに当院での麻酔の針は極細35G!!一般的な採血用の針18Gの1/2なんです!!
麻酔は、痛みを感じる神経伝達を一時的にブロックすることで、手術や治療を痛みなく受けられるようにする医学的手法です。歯科麻酔は主に局所麻酔として知られており、治療を受ける特定の部位だけを麻痺させます。
歯科麻酔薬は、治療部位の神経細胞に作用し、痛みの信号が脳に伝わるのを防ぎます。具体的には、神経細胞の膜に存在するナトリウムチャネルをブロックすることで、神経伝達物質の放出を抑制し、神経信号の伝達を一時的に停止させます。
この過程で重要なのは、麻酔薬が正確に目的の神経に到達すること。これを実現するために、歯科医師は解剖学的な知識と精密な技術を駆使して、麻酔薬を正確な位置に注入します。
適切に行われた歯科麻酔は非常に安全で、効果的です。痛みのない治療は、患者さんの不安を大幅に軽減し、歯科医師がより精密な治療を行うことを可能にします。ただし、ごくまれにアレルギー反応や副作用が起こることがあるため、治療前にはしっかりと医歴やアレルギー歴を医師に伝えることが重要です。
歯科麻酔は、現代歯科医療において不可欠な技術です。この魔法のような効果により、多くの患者さんが痛みを恐れることなく、必要な治療を受けることができるようになりました。痛みへの不安を感じている方は、ぜひ歯科医師と相談し、歯科麻酔の選択肢について話し合ってみてください。
このブログが、歯科治療に対する不安を少しでも和らげることができれば幸いです。安全で快適な治療環境を目指して、歯科医療の発展は今後も続きます。
千歳烏山の歯医者|千歳烏山6番街歯科
日付: 2024年3月24日 カテゴリ:ブログ
歯周病がお口だけではなく、全身疾患と関係があるってご存じでしたか?
歯周病と全身疾患との関係については、近年の研究でかなりの情報が明らかにされています。歯周病は、口内の細菌が原因で起こる炎症性の疾患で、歯を支える組織が徐々に破壊されます。重度になると、歯が抜け落ちる原因となり得ます。この口内の状態は、全身の健康にも影響を及ぼすことが示されています。
その中でも身近なのもに今回はスポットを当ててみました。
歯周病と心血管疾患(心臓病や脳卒中を含む)との関連が研究で指摘されています。歯周病が引き起こす炎症反応や細菌が全身に広がることで、動脈硬化を促進し、心血管系へのリスクを高めると考えられています。
糖尿病患者は、歯周病になりやすいとされています。逆に、歯周病が糖尿病の管理を難しくすることもあります。歯周病による炎症がインスリン抵抗性を高めることで、血糖値のコントロールが悪化する可能性があります。
歯周病は、早産や低体重児出産のリスクを高める可能性があります。炎症性物質が血流に入り、妊娠の経過に影響を与える可能性があるためです。
口内の細菌が呼吸器に入り込むことで、肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患のリスクが高まることが示唆されています。
歯周病とリウマチ性関節炎との関連も指摘されています。歯周病が引き起こす炎症が、関節炎の炎症を悪化させる可能性があります。
これらの関連性は、歯周病の予防と管理が全身の健康維持に重要であることを示唆しています。適切な口腔衛生の維持と定期的な歯科診療により、歯周病のリスクを減少させ、結果として全身の健康状態を改善することが可能です。
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日付: 2024年3月14日 カテゴリ:ブログ
歯科の定期検診、みなさんどれくらいの頻度で行っていますか?「必要になったら…」と考えている方もいれば、「予防のために定期的に!」という方もいるでしょう。では、実際に定期検診を受けることで、私たちの歯にどのような違いが出るのか、具体的な数字を交えて見ていきましょう。
このように、定期検診を受けることで得られるメリットは大きく、それは数字で明らかにされています。虫歯や歯周病の予防はもちろん、全身の健康にも良い影響を及ぼす可能性があるのです。
歯科検診は、ただの「検診」ではなく、予防としての大切な役割を果たします。痛みが出る前に、定期的に歯科医院を訪れることで、健康な口腔環境を保ち、長期的に見ても大きなメリットがあります。
健康な毎日を送るためには、口腔衛生の維持が不可欠です。定期検診の重要性を理解し、自分の歯を守るためにも、ぜひ定期的な歯科検診を生活に取り入れましょう。
千歳烏山の歯医者|千歳烏山6番街歯科
日付: 2024年2月24日 カテゴリ:ブログ
主要原材料、それに付随する材料費・技工費の改定に伴い
2月18日より、自由診療費の一部価格改定がございます。
詳しくは料金表をご参照ください。
ご理解の程、宜しくお願い致します。
千歳烏山の歯医者|千歳烏山6番街歯科
日付: 2024年2月21日 カテゴリ:お知らせ
ラバーダム防湿とは、歯にクリップをつけてゴムのシートを張ることで唾液やプラークからの隔離を目的とした器具です。以前は保険の治療にも含まれていましたが、保険での使用が含まれなくなり多くの歯医者さんでは使われていません。
しかし、根管治療やその他の水分を排除したい治療ではラバーダム防湿は不可欠です。
当院では特別な理由がない限り、保険の治療であっても根管治療の際には必ず使っているラバーダム防湿について、今回は掘り下げてご説明をしていきます!
根管治療は、歯の内部感染を取り除き、歯を保存するための重要な手段です。このプロセスの成功は、多くの要因に依存していますが、ラバーダム防湿は特に重要な役割を果たします。ラバーダム(ゴム製の防湿シート)の使用は、根管治療における衛生的な環境を提供し、治療の精度と効果を高めるために不可欠です。
ラバーダム防湿は、根管治療の成功において重要な要素です。感染防止、治療精度の向上、患者さんの快適性の向上を通じて、最適な治療成果を目指すために不可欠です。
どこの歯医者さんでも当たり前に使われるようになるといいですね!
千歳烏山の歯医者|千歳烏山6番街歯科
糖尿病と歯周病って関係あるの?
今回のブログでは、具体的な科学的研究とデータを引用し、糖尿病と歯周病の間の重要な関連性について詳しく解説します!
最近の研究によると、糖尿病患者は非糖尿病患者に比べて歯周病を発症するリスクが2〜3倍高いことが示されています(参考:「Journal of Dental Research」、2021年)。これは、糖尿病が歯肉の血流に影響を及ぼし、炎症反応を高めるためです。
歯周病の進行は、歯の喪失だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼします。例えば、歯周病患者は心血管疾患のリスクが約25%増加するという報告があります(「American Heart Journal」、2019年)。
糖尿病患者が血糖コントロールを改善すると、歯周病のリスクが低下することが知られています。実際、血糖値の改善は、歯周病治療の効果を高めることが示されています(「Diabetes Care」、2020年)。
糖尿病患者は、定期的な歯科検診と適切な口腔衛生を保つことで、歯周病のリスクを大幅に減少させることができます。歯科医師による専門的なケアと、自宅での丁寧なブラッシングやフロスの使用が効果的です。
糖尿病と歯周病の間には、科学的な研究に基づいた明確な関係があります。定期的な歯科検診と口腔衛生の維持は、これらの疾患を管理するための重要なステップです。もし糖尿病をお持ちであれば、歯科医院での定期検診をお忘れなく。
千歳烏山の歯医者|千歳烏山6番街歯科
日付: 2024年1月24日 カテゴリ:ブログ