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タバコとお口の健康

タバコは口腔健康に様々な悪影響を及ぼします。このブログでは、科学的研究に基づいて、タバコが口腔内に与える具体的な影響と、これらのリスクを軽減するための対策について詳述します。

タバコによる口腔健康への影響

  1. 歯周病: 研究によると、喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病になる確率が2〜3倍高いとされています。タバコの成分が歯肉の血流を減少させ、炎症反応を抑制することで、歯周病の進行が加速されます。
  2. 口腔がん: 喫煙は口腔がんの主要なリスクファクターです。研究によれば、喫煙者は非喫煙者に比べて口腔がんになるリスクが約6倍高いと報告されています。
  3. 歯の変色と口臭: タバコに含まれるニコチンとタールは歯の変色を引き起こし、また喫煙は口臭の主要な原因の一つです。

禁煙の利点 禁煙により、これらのリスクを大幅に減少させることができます。歯周病のリスクが低下し、口腔がんの発症率も減少します。また、歯の美しさと新鮮な息を保つことができます。

予防策と治療

  1. 禁煙支援: 禁煙クリニックやオンラインプログラムを利用することで、成功率が高まります。
  2. 定期的な歯科検診: 歯科医師は歯周病や口腔がんの早期発見に役立ちます。定期検診はこれらの疾患のリスクを低減します。
  3. 良好な口腔衛生習慣: 正しい歯磨きとフロスの使用は、歯周病や歯の変色を防ぐのに効果的です。

結論 タバコは口腔健康に著しく悪影響を及ぼすことが明らかですが、禁煙と良好な口腔衛生習慣によってこれらのリスクを減らすことができます。健康な生活を送るためにも、禁煙への取り組みを始めましょう。


このブログは、J-STAGEおよびPubMedでの科学的研究に基づいて作成されています。さらに詳しい情報や個別の相談については、歯科医師にご相談ください。

 

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2月 臨時診療日・休診日のお知らせ

2月11日(日曜日)は建国記念日の為、休診となります。

2月12日(月曜日)は振替休日の為、診療日となります。

2月13日(火曜日)は通常休診日ですが、診察日となります。

 

また、

2月15日(木曜日)16日(金曜日)は医院の都合により休診となります。

皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒宜しくお願い致します。

 

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虫歯って何?そのメカニズムと治療法は?

虫歯は、多くの人々が経験する口腔内の疾患です。虫歯は歯の硬い表面(エナメル質)が、酸によって徐々に破壊されて進行していきます。世界保健機関(WHO)によると、世界中で何十億人もの人々が虫歯に苦しんでいます。児童のおよそ60-90%、成人のほぼ100%がこの症状を経験しているという驚異的な数字を示しています。

虫歯の発生には、生活習慣や口腔環境が深く関わっています。特に、私たちが日常的に口にする糖分が豊富な食べ物や飲み物は、虫歯の原因となる細菌の栄養源となってしまいます。これら細菌が産生する酸が、歯の最外層を脆弱化させるのです。

この過程は静かに、しかし確実に進行し、放置すれば歯を失うリスクに直面する可能性があります。

しかし、虫歯は防止可能な疾患です。適切な口腔ケアと食生活の管理により、その発生を抑制し、また早期発見によってダメージを最小限に抑えることができます。今回のブログでは、この一般的な健康問題に光を当て、その背後にある生物学的メカニズム、原因、予防法、治療オプションについて、詳しく解説していきます。皆さんの口腔衛生への理解が深まるよう、興味深い情報を提供していきます。

虫歯の背後にある生物学的なメカニズムは複雑で、口腔内の細菌、食生活、歯の構造などさまざまな要因が組み合わさっています。ここでは、虫歯がどのようにして発生するのかを、分かりやすく詳しく解説していきます。

まず虫歯の発生は、おもに口腔内に存在する細菌が関与しています。私たちが食べ物を口にすると、その中に含まれる糖分は細菌の餌となります。この細菌の中で特に重要なのが、ミュータンス菌と呼ばれる種類です。ミュータンス菌は、糖分と反応して酸を産生します。そして、この酸が歯のエナメル質にあたる硬い表面を攻撃し、ミネラルを奪い去ります。

次に、エナメル質のミネラルが溶け出す過程を「脱灰」と呼びます。脱灰が進むと、最初は歯の表面に白い斑点が見られます。これが、虫歯の初期段階の兆候です。この段階ではまだ修復が可能で、唾液中のミネラルやフッ素によって、脱灰した部分が再石灰化して元に戻ることがあります。

しかし、酸の攻撃が続き、損失したミネラルが補充されない場合、エナメル質はさらに弱まり、最終的に破壊されて穴、つまり「虫歯」が形成されます。この段階になると、自然修復は困難となり、治療が必要です。

さらに、エナメル質を突破した虫歯は、次に歯の内部構造である象牙質へと進行します。象牙質はエナメル質よりも柔らかく、虫歯による損傷はここで速度を増します。象牙質が侵されると、感染が歯髄(神経がある部分)に到達し、痛みや感染の症状が現れやすくなります。

歯の構造には、エナメル質、象牙質、歯髄という3つの主要な層があります。このうち、エナメル質は非常に硬く、象牙質はエナメル質よりも柔らかく、歯髄には血管と神経が含まれています。虫歯は、これらの層を通じて進行し、エナメル質から始まって最終的には歯髄まで達する可能性があります。

細菌と食べ物によるプラークの形成も虫歯に重要な役割を果たします。プラークは、細菌、酸、食べ物の残骸、唾液が混ざり合って作られる粘着性のある膜で、歯に付着しやすい性質を持っています。このプラーク内の酸がエナメル質を溶かし、虫歯を発生させるのです。

虫歯の生物学的メカニズムを理解することは、予防と治療のために非常に重要です。

次のセクションでは、虫歯を引き起こす主な要因に焦点を当て、それらがどのように私たちの虫歯のリスクを増加させるのかを詳しく説明していきます。

虫歯は、多くの人にとって日常的な健康問題の一つです。虫歯を引き起こす要因にはさまざまなものがありますが、ここではその主要な原因と、日常生活でこれらのリスクを最小限に抑えるためのエビデンスに基づいたポイントをご紹介します。

虫歯の主な原因

食習慣

砂糖やデンプンを多く含む食品を摂取することは、虫歯の一般的な原因です。これらの食べ物は、口腔内の細菌がプラーク酸を生成する原料となり、歯のエナメル質を溶かす原因になります。特に、キャンディーやソフトドリンクなどの糖分の高いスナックは虫歯のリスクを高めます。

口腔衛生

定期的な歯磨きやフロス使用を怠ると、プラークが歯に付着しやすくなり、虫歯を引き起こします。適切な口腔衛生習慣は、プラークの蓄積を防ぎ、酸の形成を最小限に抑えるために不可欠です。

フッ素の不足

フッ素は歯の再石灰化を助け、脱灰を予防する効果がありますが、フッ素が不足していると、歯のエナメル質が弱まり、虫歯のリスクが高まります。

サリバリーフローの減少

唾液は、口腔内を洗浄し、酸を中和する役割を果たします。しかし、ストレス、特定の薬剤、疾患などによって唾液の分泌が減少すると、酸の影響を受けやすくなり、結果として虫歯のリスクが増加します。

喫煙とアルコール

タバコとアルコールの使用は、口腔内の環境を変化させ、虫歯のリスクを増加させます。喫煙は唾液の流れを減少させ、プラークの形成を促進します。

遺伝的要因

人によっては、歯のエナメル質の硬さや唾液の構成が遺伝によって決定され、虫歯のリスクが高まることがあります。

リスクを最小化するためのアドバイス

食習慣の改善

砂糖やデンプンを多く含む食品の摂取を控え、フルーツや野菜など栄養価の高い食事に切り替えることが重要です。食事の後は口をすすぐか歯を磨くことで、酸の影響を抑えることができます。

正しい口腔衛生習慣の実践

少なくとも一日に2回はフッ素配合の歯磨き粉で丁寧に歯を磨き、フロスまたは歯間ブラシを使用して歯と歯の間をきれいにしましょう。

フッ素の活用

フッ素配合の歯磨き粉やフッ素入りの洗口剤を使うことで、歯のエナメル質を強化し、虫歯のリスクを減らすことができます。また、フッ素が添加された飲料水を摂取することも有効です。

唾液の流れを促進

水分を多く摂ることや、シュガーレスのガムを噛むことで、唾液の分泌を促進し、口内環境を健康に保つことができます。

禁煙と節度のある飲酒

タバコとアルコールの使用をやめることで、虫歯のリスクを大幅に減少させることができます。禁煙は唾液の流れを改善し、プラークの形成を防ぐ助けとなります。

これらのリスク要因を理解し、日々の生活の中で予防的なステップを踏むことで、虫歯を減らし、健康的な口腔環境を維持することができます。次のセクションでは、虫歯を未然に防ぐための具体的な方法について説明します。

歯科専門家や公衆衛生当局からの推奨に基づき、虫歯を予防するための実践的なアドバイスを提供します。これらの予防方法の背後にある理論と、それぞれの手法がどのようにして虫歯のリスクを減らすかについても説明します。

歯磨き:基本の”キ”

歯磨きは虫歯予防の基本です。正しいブラッシングはプラークの除去と、酸によるエナメル質の脱灰を防ぎます。アメリカ歯科医師会 (ADA) は、少なくとも1日に2回、フッ素配合の歯磨き粉を使用してブラッシングすることを推奨しています。ブラシの毛先は歯と歯肉の境目に45度の角度で当て、優しく磨きます。この方法により歯肉を傷つけず、歯垢を効果的に取り除くことができます。

フロスの使用

フロスまたは歯間ブラシの使用は、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間のプラークを除去します。フロスの適切な使用は、歯肉炎や虫歯の予防に繋がり、口臭を減らす効果も期待できます。毎晩寝る前のフロス使用は、1日の間に蓄積されたプラークを取り除くのに理想的なタイミングです。

フッ素の力

フッ素は歯のエナメル質を強化し、早期虫歯を修復する能力を持っています。フッ素配合の歯磨き粉の使用や、定期的にフッ素が入った洗口剤でのうがいは、歯の再石灰化を促進し、酸によるダメージを修復します。一部の地域では、フッ素が添加された水道水を飲むことにより、特に子供たちの虫歯予防に効果があるとされています。

バランスの取れた食事

砂糖や炭水化物が多い食べ物は、虫歯の大きな原因となります。そのため、野菜や果物、全粒穀物といった栄養価の高い食品を選ぶことが大切です。食後すぐに歯を磨くことができない場合は、水で口をすすぎ、食べかすを減らすことを心がけましょう。

定期的な歯科検診

定期的な歯科検診は、初期の虫歯を見つけ、早期治療を行うために重要です。プロフェッショナルなクリーニングは、自宅でのブラッシングでは除去できない硬いプラーク(歯石)を取り除きます。また、歯科医師は潜在的な問題を発見し、適切なケアや治療法を提案することができます。

生活習慣の改善

タバコやアルコールの過度な摂取は、口腔環境を悪化させ、虫歯を引き起こしやすくします。禁煙や節度ある飲酒は、健康な歯を維持する上で欠かせない習慣です。

これらのアクショナブルな予防策を取り入れることで、虫歯のリスクを減少させ、健康な口腔環境を維持することが可能になります。しかし、万が一虫歯が発生した場合には、様々な治療オプションが利用可能です。次に、虫歯の重症度に応じた一般的な治療オプションとそれらが何を含むのか、そしてそれぞれがいつ適切かについて話を進めていきましょう。

虫歯の治療法は、病状の進行度に応じて異なります。初期段階の虫歯から、重度の虫歯に至るまで様々なオプションが存在します。以下に代表的な虫歯の治療法とその手順、予想される結果について詳しく説明します。

フッ素治療:初期虫歯の逆転

虫歯の初期段階では、フッ素を用いた処置が効果的です。これには、フッ素配合の歯磨き粉や、より高濃度のフッ素が含まれたゲル、フォーム、リンス剤が用いられます。歯科医院でのフッ素塗布は、エナメル質の再石灰化を促進し、微細な損傷を修復することで、虫歯の進行を止めることが可能です。

コンポジットレジンによる充填治療

虫歯が進行し、歯に穴があいた場合、歯科医師はまず、腐食した部分を取り除きます。その後、充填材を穴に詰めて歯を修復します。充填材には様々な種類があり、コンポジットレジン(トゥースカラードフィリング)が一般的です。充填治療により、歯は機能を回復し、さらなる損傷から守られます。

インレー・アンレー:大きな虫歯のための固定修復

大きな虫歯には、インレーやアンレーと呼ばれる修復法が用いられることがあります。これらは、患部に合わせてラボで製作されたカスタムメイドの充填物で、金属、セラミック、またはコンポジットレジン製です。インレーは歯のうちで直接作用する噛み合わせ部分の修復に、アンレーは歯の噛み合わせ部分以上の大きな部分の修復に使用されます。

クラウン:歯の全面カバー

極めて進行した虫歯や、大きく壊れた歯を修復するためにクラウン(歯冠)が選択されます。クラウンは歯全体を覆うキャップのようなもので、銀歯、セラミック、金属合金など様々な素材から作ることができます。残存する歯の形を整えた後にクラウンを装着し、歯の形状と機能を復元します。

歯内治療:歯の内部への処置

虫歯が歯の神経まで到達した場合、歯内治療が必要になることがあります。感染した歯髄(歯の内部の組織)を取り除き、歯内を清掃し、充填して密封します。この治療は歯を抜かずに済ませ、痛みを取り除くことができます。多くの場合、歯内治療後にはクラウンが必要になります。

抜歯:治療の最終手段

他の治療法で歯を救うことができない場合、抜歯が行われます。これは、感染の拡大を防ぎ、周囲の歯や歯茎、顎骨への影響を阻止するために必要な場合があります。抜歯後は、インプラントやブリッジ、入れ歯による修復が検討されます。

虫歯の治療は、個々の症状や状態に適した方法を選択することが重要です。早期にかかりつけ医に相談し、適切なケアを受けることによって、虫歯による痛みを和らげ、口腔機能を維持することが可能です。また、定期的な歯科検診により虫歯の初期段階を発見し、小規模な処置で済む可能性も高まります。

虫歯は、適切な対処を行わなければ、さらなる合併症を引き起こす可能性があります。したがって、痛みや不快感、変色など虫歯の兆候を感じた場合には、早めに歯科診療を受けることが肝心です。これにより、治療の成功率が高まり、総合的な治療費も抑えることができます。

次の節では、歯科研究の進歩がどのように虫歯の理解と治療に影響を与えているか、および歯科治療の将来にどのような可能性があるのかについての展望をご紹介します。

歯科医療の現在のトレンドと将来の革新

現代の歯科医療は、継続的な技術革新によって変貌を遂げています。虫歯の予防と治療の方法にも、これらの進歩が大きく影響を及ぼしており、患者にとって希望となるような進展が見られます。ここでは、その中でも特に注目されるトレンドと、今後期待される革新技術について検討し、その虫歯に対するアプローチへの影響を探ります。

再生歯科治療

再生歯科治療は、損傷した歯を自己再生させる生物学的治療法の開発を目指す新しい領域です。ハーバード大学とノッティンガム大学の研究者たちによって開発された、歯を治癒させることが可能な歯科用充填材が注目されています。この充填材は、損傷した歯を再生させるために歯髄細胞を活性化させることで、自己修復を促します。この技術が実用化されれば、従来の侵襲的な治療を必要とせずに、虫歯による損傷を修復できるようになる可能性があります。

拡張現実(AR)トレーニング

拡張現実(AR)技術は、仮想環境を現実世界に組み込む技術です。歯科のトレーニングにおいては、歯科学生がヘッドセットを着用して、実時間で手術を練習できる「仮想の口腔」を見ることができます。この技術により、学生たちは現実の患者を使わずに基本から複雑な手順までを練習できるため、より精密で現実的な訓練が可能になります。

デジタルワークフロー

歯科のデジタルワークフローの移行は、人工知能(AI)を利用したレントゲン画像やスキャン、サンプルの解析を含むデジタル化の一環です。従来数週間かかっていた歯科処置が、デジタル化によって大幅に時間短縮され、患者の診療体験が向上しています。デジタル技術の導入は、歯科医の効率を高めると同時に、診断の精度を向上させることができます。

テレデンティストリー

テレデンティストリーは、歯科患者が実際の診療室を訪れることなく、スマートフォンやウェブカメラを通じて歯科医師とバーチャルコンサルテーションができるサービスです。この技術は既に利用可能であり、時間が経つにつれてさらに進化することが期待されます。テレデンティストリーの導入により、患者と歯科医師との間のコミュニケーションが促進され、より強固な関係を築くことができます。

高度なイントラオーラルカメラ

従来、口腔内の検査には鏡を使用していましたが、現代ではイントラオーラルカメラの技術が進歩しており、これによって歯科医は、はるかに鮮明に患者の歯を観察することができます。先進的なイントラオーラルカメラを使用すれば、歯科医はより細かな詳細を観察し、潜在的な問題を早期に発見し、より自信を持って治療を行うことが可能になります。

これらの技術革新は、未来の歯科医療の可能性を広げると同時に、患者にとってもより良い治療選択肢を提供します。虫歯の予防や治療が、これまでにない方法で進化することが期待され、患者の口腔健康がさらに向上するでしょう。

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親知らずの抜歯って必要?

親知らず、または第三大臼歯は、多くの人々にとって悩みの種です。多くの場合、親知らずは他の歯に比べて成長が遅く、成人になってから現れることが多いです。この歯が生えてくる際には、さまざまな問題が起こる可能性があります。今回のブログでは、親知らずの抜歯の必要性について解説します。

親知らずの萌出と問題点

親知らずは通常、18歳から25歳の間に生え始めます。しかし、多くの場合、口内には十分なスペースがなく、歯が正常に生えることができません。これが原因で、歯が斜めに生えたり、他の歯に圧力をかけたりすることがあります。特に、歯が斜めに生えると、食べ物のかすが挟まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因となります。

親知らずの抜歯の必要性

親知らずが不完全に生えたり、斜めに生えたりすると、以下のような問題が起こる可能性があります。

  1. 痛みと不快感: 周囲の歯への圧力により、痛みや腫れが発生することがあります。
  2. 虫歯のリスク増加: 歯ブラシが届きにくい場所に食べ物が残りやすく、虫歯になるリスクが高まります。
  3. 歯周病のリスク: 歯と歯肉の間に食べ物が詰まることで、歯周病のリスクが高まります。
  4. 隣接歯への影響: 歯並びが乱れたり、隣接する歯に虫歯が生じることがあります。

抜歯プロセス

親知らずの抜歯は、一般的に歯科クリニックで行われます。抜歯は以下のステップで行われます。

  1. 初診: 痛みの状態や親知らずの位置を評価します。
  2. レントゲン撮影: 歯の位置や根の状態を確認します。
  3. 麻酔: 抜歯部分に麻酔を行い、痛みを感じないようにします。
  4. 抜歯: 専門の器具を使用して、親知らずを慎重に抜きます。
  5. アフターケア: 抜歯後の出血や腫れを抑えるための注意事項をご説明します。

費用と治療回数

抜歯の費用は、症状や歯の状態、CT撮影の必要性によって異なりますが、一般的に3000円から8000円程度となります。治療回数も症状によって異なりますが、通常は1回の診療で完了します。

よくある質問

  • 全ての親知らずを抜く必要がありますか?
    • 必ずしもそうではありません。問題を引き起こしていない場合は、抜歯の必要はありません。
  • 抜歯後の痛みはどのくらい続きますか?
    • 通常、抜歯後数日から1週間程度で痛みは軽減します。
  • 抜歯後に注意することはありますか?
    • 抜歯後は激しい運動を避け、口内の清潔を保つことが重要です。

まとめ

親知らずの抜歯は、多くの場合、口内の健康を維持するために必要です。痛みや不快感がある場合は、早めに歯科医に相談し、適切な処置を受けることが大切です。また、抜歯を遅らせると、より複雑な治療が必要になることがあります。安心して治療を受けるためにも、経験豊富な歯科医を選ぶことが重要です。

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歯がしみる!知覚過敏とは?

むし歯がなく、歯ぐきも特別トラブルらしきものはないのに、熱いものや冷たいものを飲んだり食べたりした時や歯を磨いた時やゆすぐ時に痛みを感じるのは『知覚過敏』かもしれません。

 

知覚過敏は象牙質の露出が原因

歯の表面は、人体の中でも最も硬い組織の「エナメル質」で覆われていますが、

様々な原因によってエナメル質が剥がれたり、歯ぐきが下がってエナメル質の内部にある「象牙質」が露出することがあります。

その状態で冷たいものを飲んだり食べたりすると、象牙質に小さく空いてる穴(象牙細管)を通じて、歯の神経に直接刺激が伝わり、瞬間的な刺激を感じます。

その他の原因

知覚過敏のその他の原因として、比較的多く見られるのは次のようなものです。

くさび状欠損(歯の根元の露出)

歯の根元部分はエナメル質が薄く、少し削れるだけで内部の象牙質が露出しやすい場所。

歯周病、噛み合わせなどが原因で根元が露出していると知覚過敏を起こしやすくなります。

歯の摩耗

就寝中の歯ぎしりや酸蝕歯(さんしょくし)など、歯の表面のエナメル質部分が摩耗して内部の象牙質が露出した場合にも知覚過敏を起こすことがあります。

噛み合わせ

歯と歯がぶつかり合う際の衝撃や力が、根本周辺のエナメルに目には見えないクラック(ひび割れ)を起こします。

外見上は何ともないように見えても、内部の象牙質に刺激を伝える状態になることで知覚過敏を起こすことがあります。

知覚過敏を疑う前に

知覚過敏以外にも歯の痛み(刺激)は起こります。歯の痛みを感じた時は歯科医院を受信しましょう。

≪知覚過敏以外の痛み≫

むし歯

むし歯で歯に穴が開くと様々な刺激で歯に痛みが出ます。

歯周病

歯ぐきが下がり、歯ぐきの中に隠れているはずの歯の根元が露出することで歯がしみやすくなります。

噛み合わせ

噛み合わせが悪い状態が続くと歯にひびが入り、そこから象牙質を通って神経に刺激が届き、しみやすくなります。

歯みがき

力任せのブラッシングや、過剰な研磨剤を含んだ歯磨き粉などでエナメル質が削れてしまうことがあります。

定期検診を受ける際に歯磨き指導を受けることをおススメします。

磨き方を定期的にチェックすることで磨きすぎを防ぐことができます。

 

知覚過敏の治療法

薬剤の塗布・充填

刺激を遮断する効果のある薬剤を知覚過敏の部分に塗布したり、根元が露出して削れている部分に樹脂を詰めたりします。

知覚過敏用歯磨き粉の使用

知覚過敏に対する有効成分が含まれている歯磨き剤を使用します。

あくまでも補助的な治療になります。

正しいブラッシング

治療法と同時に予防法でもあります。

正しいブラッシングは知覚過敏以外にもむし歯や歯周病予防にもなります。

知覚過敏は自然に治る?

知覚過敏は1~3年で自然治癒することが多くあります。

歯髄神経には一定の刺激を受けると、ある時から刺激をうけにくくするように自分の力で修復する仕組みがあります。

定期的に歯科医院で状態を見ながら、上手に知覚過敏と付き合っていきましょう。

 

知覚過敏予防に限らず、歯の健康を維持するためには多くの手段があります。
毎日の丁寧なケアで。生涯にわたり歯の健康を維持していきましょう。

 

 

 

 

 

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気になる『口臭』の治し方

人と話すときに自分の口臭が気になることはありませんか?

自分では臭わないから大丈夫と思っていたのに家族や友人から指摘され悩んだことはありませんか?

原因の85%はお口の中に

口臭の原因のほとんどは、口の中。
また消火器系の内臓疾患や耳鼻咽頭科系などの疾患が原因の口臭もあり、その場合は病気そのものを治療することが必要です。
まずは口臭の原因を知り、予防や対策の方法を身につけましょう。

 

 

ニオイの元は?

食べ物

ニンニクやニラ、ねぎなど匂いの強いものやお酒は飲食した直後でも口臭としてストレートに吐き出されます。

内臓疾患

内臓疾患が原因で口臭が起こることがあります。
原因となる病気はさまざまで、病巣によって臭いの種類が変わります。
例えば糖尿病にかかっている人の果物が腐ったような臭いは特徴的で、口臭によって病気に気づくという場合もあります。

 

口の中の環境

プラーク

口臭のほとんどは、食べ物が口の中にいる微生物により分解された産物(歯垢)です。

歯垢が多く、口腔内の悪玉菌が優位になると臭気物質の生産が増え続けます。

唾液の減少

常に口の中を潤わせ、自浄作用を働かせている唾液。

ストレスを感じたり、就寝時に唾液が少なくなった時に口臭が強くなることがあります。

舌苔(ぜったい)

舌に白い苔のようなものがつく「舌苔」は歯垢と同じような成分で出来ており、口臭の原因となります。

抗生物質などの薬の影響や糖尿病などの病気によっても、量や色が変化することがあります。

むし歯や歯周病

むし歯や歯周病を放置すると歯垢がさらに溜まりやすくなり、病状が悪化して口臭もひどくなるという悪循環を繰り返します。

歯周病

口臭の原因の中でも代表的な「歯周病」は、歯の周囲についた歯垢が歯と歯茎の隙間に入り込み、そこで繁殖した細菌が歯の骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。自覚症状に乏しく、生活習慣病にも数えられています。
不十分な歯みがき

歯みがきが不十分だと、残った歯垢は歯ぐきの炎症を引き起こします。

歯ぎしり

歯の根が強い力で揺るがされ、歯周病が悪化することがあります。

疲れやストレス

免疫力の低下から歯ぐきにも悪影響を与え、炎症が悪化しやすくなります。

全身疾患など

身体の抵抗力を弱める糖尿病や人工透析をしている場合なども歯周病を進行させる一因になることがあります。

口臭を予防しよう

ブラッシングで歯垢を落とす

細菌のかたまりである歯垢をいつまでもお口の中にとどめておかないように食後のブラッシングでしっかり歯垢を落としましょう。

フロスや歯間ブラシなどの補助的清掃用具を使用するのも効果的です。

しっかり噛んで食べる

食事は30~50回は噛むことを習慣にしましょう。唾液の分泌を促してくれます。

 

舌のケアをする

歯磨きだけでなく舌の清掃も行いましょう。

舌ブラシや舌ベラなどのタングクリーナーを使用した舌の表面を軽くこすり取りましょう。

洗口剤の使用

歯ブラシなどによるプラーク除去に加え、洗口剤による化学的効果を期待するのも方法の一つです。

 

歯科医院で行うプロフェッショナルケア

日々のセルフケアとともに、歯科医院で定期的に受けるプロフェッショナルケアも併用するとより効果的です。

あなたのお口のニオイは大丈夫ですか?
気になっていた方も予防したいという方も、今日から早速口臭対策をはじめましょう!

 

 

 

 

 

 

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定期健診って本当に必要??

皆さんは定期検診を受けていますか?

むし歯や歯周病予防には日々の歯みがきや食生活はもちろん大切ですが、
季節ごとの定期検診やプロの手によるクリーニングがとても効果的です。
定期的にお口の中の状態を見ることでむし歯があっても比較的軽度、早期の段階で治療できるため
歯の治療が苦手な方こそ歯の定期検診をおすすめします☺

 

定期検診の目的

  • 発生予防 むし歯や歯周病を未然に防ぐ
  • 発病予防 早期発見・早期治療
  • 進行予防 歯周病などの進行状態の経過観察や維持管理をする
定期検診・メインテナンスではむし歯や歯周病の原因菌を減らす『プラークコントロール』が重要です。
そのプラークコントロールには歯科衛生士が行うブラッシング指導がかかせません。

 

プロフェッショナルケアが重要!

むし歯や歯周病の予防には、メンテナンスや正しいブラッシングが大切です。

正しいブラッシング方法を身に着けセルフケア能力を高めることと、

専門家の歯石除去や歯面清掃などの定期的なプロフェッショナルケアが重要になります。

定期検診で行うプロフェッショナルケア

  • 歯垢の付着状態や歯ぐきの状態をチェック
  • ブラッシング指導
  • 歯石や着色、歯垢の除去
  • 歯の表面をフッ素入りペーストで研磨
  • 必要であればフッ素塗布
さらにこのよういいこともあります!

歯の表面がつるつるして気持ちいい。爽快感が得られる。

徹底した歯垢除去により口臭も予防できる。

歯の着色がとれ、光沢のあるきれいな歯になる。

フッ素入りペーストが再石灰化を促進し歯質が強くなる。

歯との賢い付き合い方

痛くなってから歯科に行くのでは、治療期間が長引くのはもちろん治療費もかさむばかりです。

歯科と上手につきあうのコツは『痛くならないように予防する』ことです。

歯が病気になってしまったら自然に治るということはなく、削ったり抜いたりした歯は二度と元に戻りません。

一生大切にしたい財産だからこそ『予防』に力を入れるのが、歯との賢い付き合い方といえるでしょう。

 

定期検診を受ける時期

定期検診は3か月に一度位の頻度が推奨されています。

ですが歯周病のタイプや進行の程度、ブラッシングなどのセルフケアのレベル、

食生活や喫煙等のリスクによって変わりますので歯科医や歯科衛生士に相談してみましょう。

美容院に行くより少ない頻度ですね。

ぜひ皆さんも歯の定期検診、クリーニングを受けてみましょう☺

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年末年始休診日について

12月28日(木)午後 ~1月3日(水)まで休診となります。

1月4日(木)より通常診療とさせていただきます。

ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い申し上げます。

 

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口腔外科診療日について

次回の口腔外科診療日は、

11月25日(土)9:30~18:30(お昼休みを除く)です。
口腔外科専門外来 日本口腔外科学会認定医 五十嵐久郎先生
まだ予約に空きがありますので、ぜひご相談ください。

また、12月の口腔外科診療は休診となります。

 

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システマSP-Tジェルで歯周病予防

 

システマSP-TジェルNEW ライオン歯科材

 

製品特徴

弱った部位をやさしくじっくりみがける歯周病の発症を防ぐ研磨剤無配合の歯磨剤です。

歯肉の防御力を高めるビタミンE、バイオフィルムの内部まで浸透・殺菌するIPMP(磯プロビルメチルフェノール)など4つの薬用成分で歯周病を防ぎます。

  1. 薬用成分ビタミンEが2つの作用で歯肉の防御力を高め、歯肉炎・歯周病を予防します。
  2. 殺菌成分IPMPがバイオフィルムに浸透し、高い殺菌効果を発揮して歯肉炎を予防します。
  3. 抗炎症成分トラキネム酸が歯肉の炎症、出血を抑え、歯肉炎・歯周炎を予防します。
  4. 抗炎症成分βグリチルレチン酸が歯肉の炎症を抑え、歯肉炎・歯周炎を防ぎます。
  5. フッ化ナトリウムが再石灰化を促進し、う蝕(虫歯)の発生・進行を予防します。

システマSP-Tジェルを使って、毎日のハミガキで歯周病の予防をしましょう!

当院で販売しておりますので、ご興味のある方はお声かけください ♪

千歳烏山の歯医者|千歳烏山6番街歯科

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